くまのプーさんに込める
雨あられと降り注ぐ黄色いクマ。
フィギュアスケートを久しぶりに見た私にとって、なかなか印象的な光景だった。
そういえば、バナーや国旗なども、客席でたくさん見かけるようになった。
昔からあんなにあっただろうか?
ジャニーズのうちわを彷彿とさせる自己主張を画面越しで見ると、少し怖気づく。
それこそ、何をどうしてほしい、なんて言えることではないけれど。
中国では、くまのプーさんは反体制の象徴とみなされているらしい。
私の感覚では、くまのプーさんをなぜ取り締まりたいのかよく分からない。
羽生選手は中国にもたくさんファンがいる。
誰かひとりくらいは、
プーさんを思い切り投げ入れながら、反体制の気分でいたりして。
そんな風に妄想してみると面白い。
画一的に見えるファン行動も、ひとりひとりの思いでできている。
テレビ越しに選手を応援していると、なぜか観客席にまで目がいくようになる。
コーチ、選手、観客。
試合は、皆でやるから楽しい。