Side by side

趣味ごと、ぼやきメモ。フィギュアスケートを最近見るようになった人。

名前のない人

私にとって忘れられない人は、しばしば名前も知らない人だったりする。

例えば、小学校の頃に毎日登下校のたびに挨拶してくれたおばあちゃん、とか

電車で倒れた時に介抱してくれた人、とか。

 進路に躓きかけたときに、ただ話を聞いてくれた人とか。

 

名前のない手が、自分を支えてくれたことを、

ずっと忘れないだろう。

 

暖かかった手のぬくもり、

声、

顔、

あの頃の日々とともに、忘れられない。

 

私は誰かのための、名前がない手になれているだろうか。

なろうとしているだろうか。