タニタが社員を個人事業主として扱うことにするという。
もはやタニタを会社と呼ぶべきか分からない。
個人事業主の集団が事業を行う、それを「会社」と便宜的に呼ぶのだから。
全員が経営者たれ、主体的であれ、プロであれ
という哲学は、時代の帰結でもあると思う。
一方、これは言い換えれば
全員がハケン、非正規雇用の社会の示現だ。
働くことは生きること。
安定を欠いた労働は
転落のしやすい
再出発のない
貧しい生の連鎖を生む。
プロになりたい
という気持ちと裏腹に
プロが総取りする社会であってはならないと強く思う。
私が生きているのはあなたが生きているから。
当たり前のことを生きる道に落としたい。